誰でも入れるお店

 

 

 

 

厳密には誰でも入ることのできるお店というのは存在しないし、切り詰めて言えば入る事を厳選されるお店というもの存在しない。

 

前者については、どんな価格の安いお店でもそれ以下の金額しか持ち合わせていないから入ることができないお店であるし、後者については、どんなに高い店であっても、物理的には入ることは不可能ではない、ドアに鍵などついていないのだから。

 

しかしだ、しかし店の金額、雰囲気、品ぞろえによって、そのお店に来る人というものは随分で様変わりするものである。

 

 

価格が安い、誰でも入れるようなお店は誰でも入れるということもあり、態度、マナーを考えずに、自分の事しか考えずに横柄に振る舞う客は価格が高く、ドレスコードなどの身なりがきちんとしている人でないと煙たがられ、疎まれる、そんなお店に比べれば、多い。

 

これは、高い金額を払うお金持ちの方が品位が高いからこういうことが起こるのだろうか、そして、誰でも入れるようなお店にしか入れないような人は品位が低いということ

なのだろうか。

 

実際はきっとそんなことはないのだと私は考えている。

 

では何の差によって、その店の客の品位の違いというものが出てくるのだろうか、

 

私は、「人の多さである」と考えている。

 

金額が安いお店というのは、基本的には薄利多売で利益を出すことを念頭に置いている店なのだから、当然、相手にする客の数は多くなる。

 

そして逆に金額が高いお店ならば、多くの客を相手する必要はなく、一人の客に対して、質の高いサービスをすることで、利益を出していく。

 

その違いがあり、人の多さという所に違いが出てくる。

 

ではなぜ、人が多いと態度の悪いものやマナーが悪いものが存在してくるのだろうか。

 

原因としては、人の多様性とストレスである。

 

人が多く密集しているということが多きなストレスの原因になるのに、それだけでなく、多くの人がいるということは様々な癖、特徴、性格をもった人がいるということである。

 

つまりは、自分とは全く似ていない人や、自分とは真逆の行動を取り、その行動こそが正しく、心地のよい行動だと確信している人間だっている、ということである。

 

結果としては、人の多い店というのは、自分にとって不快な人間がいる可能性も高いということである。人の数が多いのだから当然である。

 

 

こういう理屈で、誰でも入れるお店というのは不快な人がいる可能性が高く、同時に不快な思いをする可能性がある。

 

だから、どんな安くて、質の良い商品があるお店でも、人が多く集まる場所というのは、ある程度のリスクだと考えたほうが良いと思う。

 

安くていい物だから得をした、という考えだけではなく、その買い物をするために、自分がどんな気持ちになったのか、そういう精神的充足を考慮すると、買い物というのはもっと快適になるかもしれない。

 

とにかく、昼に人が多く集まる安い食事処に行くということは、ひどくストレスが溜まるものだなぁというのが感想なのである。