イロトカタ

純然たるイロトカタです


柔軟性だけでは死んだように生きるだけだ。もう一個必要な要素がある。

 

人類の長所
 

人間の人口は現在70億人を超えている。

 

それだけ人間という生き物は勝っている種族なのである。

絶滅危惧種のことなどお構いなしに人間は増殖し続けている。

 

人間というのは力が強い動物ではないが、他の動物よりも優秀である。

 

では何が他の動物より優れているのだろうか?

 

知恵の部分がまずあるだろう、確かにそこは人間の揺るぎない強さである。

 

ならば人間の中で比較した時に、生き残るタイプとはどのような人間なのだろうか?

 

頭の良い人間だろうか?

力の強い人間だろうか?

人脈のある人間だろうか?

 

上記の三種は確かに人間の生死を分かつ重要な要素となるが、これらの要素を満たしていても、あっけなくその生命を果てさせてしまうこともある。

 

ではこれらの有能さを持ち合わせているにも関わらず廃れてしまった人とはどのような人なのだろうか?

 

廃れる人種

 

有能であるのに廃れる可能性が高い人間というのは、こだわりが強い人、頑固な人である。

 

この要素をもっている人は能力が高くても、貧困に喘いでいるケースが多いし、逆に大した能力がなくとも、自分の生き方を柔軟に変えていける人が財を成しているケースがある。

 

体力、知力、人脈は生存において絶対に必要な要素ではないのだ。

 

理由としては、人間一人の能力なんてタカが知れているからである。

 

どんなに力持ちであろうが、複数の人間を相手には太刀打ちできないし、

どんなに知力があろうと、知力を高く評価しない組織に属することになれば、全くの無力である。

ならば人脈さえあれば問題ないのかというとそうでもなく、人脈がある人や組織が潰えてしまえば何の意味もない。

 

一人の人間がどれだけ能力を高めようが、時代、環境、組織の変化には敵わないのである。

 

人種と柔軟性

 

だからこそ、人間が生命を繋ぐにおいて必須の要素というのは、柔軟性であると私は主張する。

 

力が強い人間が評価される組織にいるのならば、体を鍛えて強くなる。

知力こそが金の生る木であれば、学問に専念する。

上司に媚を売ることが出世の最上手段であるならば、ピエロを演じ切る。

 

そういったことが平然と実行可能な人間はどんな環境でも生命を繋ぐことができる。

 

絶滅する動物、種族というのは、変化を受け入れられない生き物であるのが世の常だ。

だからこそ変化しよう。

 

しかし、柔軟性、変化は必須の要素ではあるが、柔軟であり、変化する人間ならば絶対に成功するという訳ではない。

 

というのが今回の肝である。

 

確かに柔軟性に秀でていれば、生き長らえることは可能である。

 

だが、成功するということでもないし、幸せになるということでもない。

この要素だけではただ生きることができる、ということである。

言ってしまえば死んだように生きるような状態になってしまうかもしれないということだ。

 

柔軟と方向性

 

成功する、幸せになるということへはもう一つ要素が必要である。

それは「方向性」である。

 

成功する方向へ柔軟に変化することができるかである。

 

この方向がわかり、柔軟に変化することができる人間ならば、他の能力が大して高くなくとも容易に成功することができるだろう。

 

数十匹のゴリラの集団に素手で勝負を挑めば、格闘技で世界一の人物であろうとも瞬殺されてしまうだろう。

 

しかしながら、アリ一匹であれば、7歳の小学生でも難なく勝利することができる。

 

そして、数十匹のゴリラに勝利することよりも、アリ一匹に勝利することの方が利益が高いケースというのは多く存在する。

 

ならば、利益の高いアリ一匹をどうやって見つけるのか?

そこが方向性の問題である。

 

継続的にヒットを飛ばせるアーティストや番組プロデューサー等はこの方向性を感覚、もしくは言葉で理解できている人である。

でないと毎回多くの人からの支持を得られるはずがない。

 

ならばどうすればその方向性を理解することができるのか?ということが重要になる。

 

良い方向性とはつまりは多くの人間から求められる、好まれる、愛される。ということである。人間の根源的な欲を深く理解するというである。

 

時代が変化しようとも、人間という生き物の本質は簡単には変わらない、というか全く変わっていないと思う。

 

だからこそ、人間という生き物について詳しく理解している人はどのような方向性に進めば利益が出せるのかということを知っている。

 

ならば解決策としては簡単で、

「たくさんの人とたくさんコミュニケーションをとれば良い」のである。

 

成功者の中には人が好き、という人が非常に多い。

人が好きで、人のことをよく知っているからこそ、人がどういうものを求めるのかということも熟知しているのだろう。だからこその成功者である。

 

どんな仕事をしていようが、どこからお金を得るのかというと、最終的には人間からお金を得るのである。そこは何をやっても変わらない。

 

いつの時代になっても利益を生むのは人間である、ならば人間について学ぶことは商売の基本ではないだろうか。