焦りと順序と成長速度

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焦って良いことなんて一つもない

 

人間の命には限りがある。

だから自分がやりたいと思うことはできるだけやりたいし、長い間やっていたいし、早くやりたいと思う。

 

人は欲望の塊であり、その欲望を実践するためにはとんでもない力を発揮する。

 

 

また、追い詰められれば、死にたくなければどんなことでもするのが人間である。

いつもならば絶対にやらないことなのに、危機的状況に陥ると急に人が変わったように動き出す人は結構いる。

 

当然、人間のその欲望や、危機から逃れるための能力を存分に発揮して自分自身のためになるのならば、何の問題もない。

 

だがしかし、人がよく起こす失敗として焦りという要素がある。

 

焦り、それは目的を果たすことを急ぎ過ぎて計画もロクに立てずに、冷静さを欠いた思考、行動を起こしてしまうことである。

 

焦って良いことなど一つもない。

 

焦るとどうなるのか? 

 

人間とは不思議なもので、焦って行動すると大体、悪い方向へと進んでしまうものである。

 

順序立てて行わなくてはならない作業を焦っているから誤って飛ばしてしまって、何回もやり直しをしなくてはならなくなったり。

 

繰り返しの鍛錬があってこその成長なのに、成長を急ぎ過ぎて、小手先の何の役にも立たない知識を仕入れてきて無駄な時間を過ごしたり。

 

十分な推敲もなしに行動を起こしてしまうことにより、目的の方向とは逆に全速前進してしまったり。

 

まぁ、おそらくどなたも人生を振り返っていけば、焦ってロクなことはなかったと思い出すだろう。

 

焦りの原因

 

ならばなぜ焦ってしまうのだろうか?

 

ここが問題である。

その原因が分かって正しく対処することができるのであれば、無駄なく人生を有意義に過ごすことができるだろう。

 

大きな原因の一つとしては、

焦って失敗した経験が少ない、という事が挙げられるのではないだろうか?

 

逆説的な回答になってしまって申し訳ないが、いつも焦る人というのは常日頃からあまり周囲のことを気に掛けていない人が多い。

 

周囲のことを気にかけない人は、外にあるものに対する認識が欠如している傾向にあるので、物事の結果を見る能力が低いという推理ができる。(飛躍的過ぎるかもしれないが、経験上そういう人は多かった)

 

つまりは原因と結果の相関関係をという物の分析が詳細まで分析できていない人ということである。

 

そんな人間が、口頭で「焦ってもいいことなんて一つもないんだよ」と諭したところで、その原因と結果について正しく理解できるとは思えない。

 

焦りの解決法

 

ならば、そういう人に対する治療法はただ一つで、実際に痛い目に遭ってみるしかないのである。

 

繰り返せば、よほどのバカでない限り、その関連性に気付くだろうし、それをきっかけに自分のことだけでなく、周囲のことも観察するようになるだろう。

 

焦る人の別のケース、原因と結果の分析が正しく行えていて、焦ることが良くないことなのだと理解している人なのにも関わらず、焦ってしまう人はどうすれば良いのだろうか?

 

これに関してはある程度反射的な側面もあるので仕方のないという言い訳もすることができる。

 

しかし、その焦りは解決しなくてはならないというのならば、方法は一つで、「理想の状況再現」を繰り返し行うしかないのである。

 

自分は焦ってしまっているが、本当は焦るべきではないことを知っている。

しかし焦ってしまう。

 

これが、現在の状態である。

 

これを自分は焦っているが、本当は焦るべきではないことを知っている。

そして、本当はどのように行動すれば良いのかを考えることができる。

 

なので、どうように行動すれば良いかを紙に書き出してみて、その理想的な自分の対処方法を何度の繰り返し実際に行ってみて、自分の体に焼き付ける。

 

そうすることにより、今後似たような状況が発生しても、焦らずに正しい行動を取ることができる。

 

という風に自分の体を改造していくしかない。

 

焦りと慣れ

 

焦るということの本質は、上手く対応できない、慣れていないということでもある。

本当にそれだけである。

 

個人差は当然あるが、どんな人間でも訓練を積めば少なくとも今以上にはなる。

 

どうして焦るのだろうとクヨクヨと考えるのは無駄である。

 

焦るのが嫌ならば、焦るような状況に何度も身を置き、慣れていくしかないのである。

 

初心者がいきなりプロ並みのパフォーマンスを発揮できる訳がないし、初心者が初めからプロのまねをしても成長速度の効率が良いとは思えない。

 

なぜなら物事には順序があるからだ。

 

そして、その順序を地道にこなしてきたからこそ、プロはプロ足り得るのだ。