血液型診断が人気の理由

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血液型診断に根拠はない

 

血液型診断というのは、一時期大流行したものである。

 

その人の血液型により、その人の性格が診断できるという旨である。

 

大まかに言ってしまえば、A型、B型、O型、AB型の四種類しか存在しない。

 

そのシンプルかつ誰でも参加できるという特徴のおかげか、血液型診断は一過性の流行ではなく、継続的な人気の座を獲得したのである。

 

血液型で人の性格が診断できるという根拠はない。

さんざん専門家の人がそういっている。

 

にも関わらず、その人気は衰えるところを知らない。

 

血液型は話のネタとして最適である

 

なぜだろうか?

 

なぜ、根拠のない情報なのに人気は継続されるのか?

 

ここが血液型診断のスゴイトコロなのである。

 

では何が凄いのか?

 

根拠がなくとも噂話、世間話のネタがあればいい。

 

これが、結局の所皆が求めるところなのだと思う。

 

つまりは、嘘の結論でもいいから存在して欲しい、その結論に向かって皆でそれっぽい証拠を持ち寄り、共有し、盛り上がる。

 

それだけでもネタとしての価値は十分に存在しているし、血液型診断の良い所は最終的な結論として「だからこの人はこういう行動を取ったのだ」という安心感を得ることができる点にある。

 

知らない人間について、外見の印象と多少の関わりから得られた印象だけでは情報として不十分なのである。

 

それだけではその人がどういう人かは全くの不明である。

だから不安である。

 

無根拠でも明確に記されており、皆でその結論に対しての証拠を持ち寄り、共有すると、不思議なことにそれが真実のように感じられる。

 

それにより、皆が安心できる。

 

それが血液型診断の利点であり、人気の秘訣なのである。

 

嘘でも根拠がなくても、それっぽい理屈で理解して安心したい

 

長い付き合いなら問題ないが、全くの初対面、または付き合いが浅い段階の人間関係というのは、不仲と疑惑と不安に満ち満ちている。

 

その三点を一挙に解消することができるツールが血液型診断なのだ。

 

別にその診断が当たらずとも何の問題もないのである。

 

皆が求めることは、理解できたという認識による安心感なのだから。

 

これだけ科学が発展した世の中なのに、未だに占いの効力が劇的であることがそれを裏付けている。

 

少なくとも重要なことについては人間は曖昧であることに対して耐えられない。

 

間に合わせでも、根拠不十分でも、非論理的でも曖昧であることに比べればよっぽど有り難いことである。

 

逆に考えれば、血液型診断をよく好む人、特に初対面の人間に対してそういうことを積極的に行おうとする人は、騙されやすいタイプだともいう事ができる。

 

言うまでもなく、占いにハマりまくっている人も同様である。

 

当然ながら、血液型診断はコミュニケーションツールの一つである。

それ以上の価値はない。

 

血液型診断の結果が本当に相手の姿だと認識することは、鬼ごっこの鬼を本物の鬼だと認識して逃げ回るくらい滑稽である。