過剰に美化された女性のイメージに恋をする男性は恋愛ができない。

人は理想に恋をするんだけど、理想が高騰し過ぎている

今は映像技術や化粧の技術が大変発達しておかげで美しい存在が激増した。

また、実際の生きている人間ではなく、絵と現実の人間が声を当てた美しい人間らしき存在も激増した。


そんな存在に対しても、人間は本気で恋をすることができる生き物らしく、性と美に関する商売は今日も大繁盛である。



化粧にしろ、映像技術にしろ、はたまた整形技術にしろ、なんであれ需要のある技術ってのは日々進歩していくものだから、美しい存在はどんどん大量生産されていく。


恋愛をするにあたって、誰もが理想の存在を心の中に脳内に作り上げていき、その理想と似通っている、または合致している存在に対して恋をしていく。


ということは、綺麗な物語や美しい映像なんかをひたすら流し込まれていく中で醸成される理想の恋愛対象というのは、途方もない程に美しい存在へと昇華されるはずだ。それこそ絵空事のようなイメージが脳内に構築されるだろう。



純粋無垢、気遣い溢れて美しい。


そんな物語や映像が氾濫してしまったこの世の中であるからこそ、それに比例するように人々の理想像は高く大きくなっていく。



理想と現実のサイズ感が合わない


そんな大きく膨らませた理想像を持って、いざ現実の女性へと男は恋愛市場へと歩を進める。


恋愛市場において自分がやるべき事は、「自分の価値を高めること」「自分の理想像により近い女性を見つけること」「その女性と交渉し成約すること」である。


最終的に、自分の理想像により近い女性と成約することができれば、恋愛の結果としては万々歳である。



だが、膨らませすぎた恋愛理想像には問題がある。

  • そんな理想通りの女性がそもそも存在しない
  • 仮に存在しても、それに釣り合うだけの価値が自分にはない

という問題だ。



外見は良くても、性格は悪い。

性格は良いけど、外見は酷い。

両方を兼ね揃えているけれど、そんな人は非常に高い価値であるから、自分の値段と釣り合わない。


よって、その難関を飛び越えて目的を達成できる人間は、非常に数が少なくなる。

よって、恋愛に恋い焦がれていながらも、思うような恋愛行為をすることができない人間が激増する。

そういう意味では、アニメやアイドルは恋愛にとっては害である。

理想とリアルは混ぜるな危険


理想とリアルは同じ物ではない。よって混ぜ合わせてはいけない。


これが正確に理解できていれば、多くの恋愛による苦痛を回避することができる。



超能力で空を飛び回る事ができると確信している人はいないだろう。


だが、地面を駆け回る悦びを知っている人はたくさんいるだろう。


恋愛においても、同じ感じで思考を行う事ができれば、過剰に美化されたエンタテインメントに触れ続けても、もう少し現実を楽しめるのではないだろうか。