人生は短距離走の連続だ

人生はマラソンってのは間違っていると思う


いつも同じペースでしか走れない人間が時代の流れに合致できるのか?


という疑問を「人生はマラソン!」っていう主張に感じる。


とは言っても、これは完全に揚げ足取りだ。


「人生はマラソン!」っていう主張で言いたいことってのは、「例え立ち止まっても転んでも、一回くらい成功しただけでも、人生は長いんだからそんな事に一々足を取られないで、前を向いて走り続ける事が大切なんだよ!」って事なのだから。


それを別の視点でマラソンって考えじゃ利益は出せないぜ!ってケチを付けるのは、まぁこれは揚げ足取りだろうと思う。


だが、せっかく揚げ足取りをしたので、ついで「人生短距離走の連続だ」っていう主張から、私は人生においてどんな重要な要素を学べるのかを考えてみる。

仕事には波があるから、走るペースを調整する必要もある


仕事には波がある。


企業のジャンルが非常に上り調子の時にダラダラ仕事をしていたら、他の競合企業により良い製品を発表されてしまって、一番美味しいタイミングを逃してしまう事になる。


だから、相手の企業を打倒しきるまでは、全速力で走らなくてはならない。


逆に、自分の企業の製品と争うような企業が存在しない。つまりは完全に市場独占をしている状況であるならば、少しペースを緩めて、他の分野の開拓や社員に長期的な休暇を与えてバランスを取ることも大事だろう。


つまりは、仕事には「儲かるタイミング」という奴があるのだから、その時が来たら瞬間的にダッシュを行い利益をかっさらって行ける人が商売においての勝利者になる事ができるのである。


大事な場面にも関わらず、いつもと同じペースでいつもと同じように走っていたら、全速力の競争相手に簡単に抜かれてしまう。


だから、短距離走的にペースを可変させる事が仕事には重要なのである。


働く時は思いっきり働いて、休む時は思いっきり休む。


そのペース配分が上手にできる人間が成功するのだと思う。


だから、「人生は短距離走の連続だ」こういう主張もできるだろう。

場所とペースとタイミング


商売において。いや商売だけに限らず全てのものについて言える事だろうが、「どれだけ頑張るか?」って事と同じくらい、もしくはそれ以上に大切だと思うのが、「場所とペースとタイミング」であると思う。



商品を売るという事を考えても、どの層に対して売るのか?どのくらいの宣伝を行うのか?どのくらいの質の製品を提供するのか?そしていつ提供するのか?という事が物凄く重要である。


どんなに素晴らしいアイデアでも、顧客がそれについていけないのならば、「奇抜」、「理解できない」という評価を下されて、受け入れられない事もある。



一人一台の携帯にしても、タッチパネルにしても、会社に通わないで仕事をする事にしても、それは然るべき時に然るべきタイミングで提供しなくては売れない。


「こんなに良い製品を提供してるのに!!」

「こんなに頑張ってるのに!!」

「毎日継続的に努力してるのに!」


そんな不満は売り手の独りよがりに過ぎない。


自分にとって良い物を提供する事ではなく、相手にとって良い物を提供するのが商売だからだ。


そう考えるのならば、マイペース的な長距離走よりも、その場その時のタイミングで走るペースを変える短距離走的な思考の方がより利益を上げる人間足り得るのではないだろうか。

閾値を超えなきゃ動かない


100回叩けば壊れる壁は存在する。

しかし、「100Nで動き始める箱を、毎日50Nの力で30分押し続けると、100日目にようやく動き出す」という理屈はない。


閾値を超えなきゃまるで無駄って事もある。短時間でも閾値を超える力を与えられるのならば、それで十分って事もある。


そのためにはペースを臨機応変に変化させる事が大事なのだろう。


これは人間の行動とかにも応用が利く。


「アレをやってみようかな?」って毎日少量の思考エネルギーを抱えて、動き出せない状態を継続させて生きるよりかは、カフェインや砂糖や何かで瞬間的に自分の思考エネルギーを爆発させて「実際にアレをやってしまう」事の方が効率が良いと思う。一度動き出してしまえば、一度行動してしまえば、その後の動かす力というのは最初に動かす力よりも少なくて済む。


カフェインは元気の前借りだから良くない!とか、砂糖は瞬間的に元気が出るけど、その後下降するから良くない!って意見はあるけれど、瞬間的なエネルギーを増大させられる、という点は物凄く大きなメリットである事を常日頃から念頭に置きたい限りである。

人生は長距離でもあり、短距離でもある。


揚げ足取りから始まった話であるが、「人生は短距離走の連続だ」ってのも結構的を射ているのではないだろうか?


「人生はマラソンだ!」それと同時に「人生は短距離走の連続だ!」ってのは言葉の上だけならば矛盾しているのだが、教訓としてそれぞれの重要な部分だけを美味しく頂くのであれば、非常に有用な組み合わせだと思う。


人生はマラソンなのだから、一つ一つの出来事にとらわれずに前と将来を見据えて走り続ける事が大切。

人生は短距離走の連続なのだから、チャンスに応じて走るペースを変化させて走っていく事が大切。



長距離走的な思考と短距離走的な思考の両方を併せ持つ人間が現代においての成功者になるのだろう!!



【クローズアップとロングショット。使い分けは大切。】