イロトカタ

純然たるイロトカタです


【向井理の祖母の半生の映画】自費出版で母親の話を書きたいと思えるほどに尊敬しているとは【いつかまた、君と】

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ゲゲゲの女房の思い出

向井理さんが映画出演するとのこと。

このニュースにもあったが、私はゲゲゲの女房はかなりハマっていた。杉浦太陽さんが演じるネズミ男ポジションのキャラが、もういい大人だと言うのに心の底から感情移入して怒りの念をネズミ男に向けていた。


そんなゲゲゲの女房はhuluで配信されていたものを見ていたので、途中で配信期間が終了してしまい見る事ができずに終わった。まぁ長く続くと中だるみしてしまって、展開的にも盛り上がりに欠けてきていた所だったので丁度良かったのかもしれない。



まぁ今回は話はゲゲゲの女房とはそんなに関係はない。でもちょっとは関係ある。


脚本は山本むつみさんという方であって、ゲゲゲの女房の脚本を手掛けた人と同じだそうだ。


山本むつみさんは編集者と脚本家を兼業していたらしいが、途中から脚本家を専業としてお仕事をされているそう。「相棒」シリーズの脚本を手がけていた、と言われると非常に高名な方なのかと思う。やはり偉大だとか有名だとか思っている作品に携わっている人ってのは、それと同等の印象を抱くものなのだろう。




で、山本むつみさんと向井理さんが、ゲゲゲの女房以来の共演?というよりかは合作と言った方がいいのだろうか。まぁとにかく両者の力を合わせてまた新たな作品を作ることになったようだ。



作品名は「いつかまた、君と」


母親を尊敬できる人は多いが、小説にしようとする人は少ないだろう


向井理さんが学生時代に母親の半生を小説家したらしい。しかも自費出版で。


とんでもない方だなぁ、と思う。勿論尊敬の意を込めての「とんでもない」である。



まぁ、まず自費出版をする事そのものが、昔ならば結構大変な労力だっただろう。今ならばamazonの出版サービスなんかを利用すれば、簡単にして一瞬にして世界の裏側にまで自分の作品を流通させる事ができるが、昔の自費出版は困難だったはずだ。無論金銭的な意味で。



そんな大変な自費出版を「学生」の時にするというから、また驚いたものである。私の学生時代と向井理さんの学生時代を比べること事態がおこがましい限りだが、それでもやはり私にはまるでそんな発想はない。


親の怠慢と悪行をまとめて綴った告発本ならば出版できる気力も湧き上がるけれど、まさか親の半生を伝える目的で本を書こうとは思わない。なんだろう、この差は。


母親自慢ではなく、先人の偉業を伝える目的


さらにニュースを読んで見ると、どうやら自分の家族を残したい訳ではなく、「先人の偉業はちゃんと書物に書き残しておかないと、消えてしまうから」という理由らしい。


ただ母親に尊敬の念を抱いているだけではなく、今後の10年20年先の人間のために何かを残そうと尽力しているらしい。


どんだけ立派なんだろうか、向井理さんは。



私は何かをするってなった時には、ほとんど全部の場合において自分の利益のためである。どうあがいで自分の過去を繕おうとしても、その事実だけは誤魔化すことはできなかった。


しかし、伝えるって手段を自己の拡張のためだけではなく、他者の幸福のために行うってのは本当に素晴らしいと思う。昔の偉人とかレベルじゃないとそんな話まともに聞いたことがない。



「いつかまた、君と」


戦後の職がない時代を、職を求めて各地を転々とし、たくましく生きる物語らしい。


現代社会に希望がないならば、過去の偉人に勇気をもらうのも、また一つの方法かもしれない。



【山本むつみさんが脚本を担当した相棒の作品の中に、「season12 第15話「見知らぬ共犯者」」があるとのこと。相棒見たことないなぁ。いい機会だ。】