未来を人質に取る人達について

未来を人質に今を奪い取ろうとする人達

これを今やっておかないと、将来苦労するぞ。


今は分からないと思うけど、将来私に感謝することになるよ。


結びには、「お前のためを思ってやっているんだからな」との発言で相手に恨まれるのを防ごうとする。



存在し得ないような、曖昧で不確かな未来を人質に取る事によって、確実で確かな今を根こそぎ奪っていく人間がいる。



奴らは、その人の成長や将来なんて考えていない。恩師でも先生でもない。ただの詐欺師である。


ただ、奴らから見倣うべき点があるとするならば、何よりも今を大切にしている点にあるだろう。


大切な今を勝ち取るためならば、奴らは何でもやる。その点の生きる事についての欲の強さにおいてだけ、彼らを尊敬する事ができるだろう。

明日やろうは馬鹿やろうだが


「明日やろうは馬鹿やろう」という名言が存在するらしいが、大切な今を安く売り払って存在しない未来に突き進む人間は馬鹿どころではない、無様で悲惨である。


小さい頃から毎日塾に通って、有名大学に合格しては、若い時の青春の時間を売り払って勉強と自己アピールの材料を揃えて有名企業に内定を貰った挙句に、そこの研修や仕事に精神を殺されて自殺するなんて言う人生は、馬鹿やアホでは済まない。悲惨としか言いようがない、可哀想にも程があり過ぎて笑い飛ばす事もできない。


生まれてから死ぬまで、「将来やってくるであろう幸せな未来」を失わないために、人質に取られ続けて今を売り払って懸命に努力してきた結果がこれだ。これを詐欺と呼ばなくてなんと呼ぶのだろうか?



まぁ、子供の将来のため、親が愛情を注いで作り上げた優秀な人材を、企業が理不尽に殺してしまった事件であり、悪いのは社会、という事になるのかもしれない。

子供の人生を根こそぎ奪い取るのは誰だ

確かに社会にも悪い部分があるのだろう。


だが社会は子供の20歳までの健全な肉体と明るい精神から発生する、青春に溢れた華やかな人生を根こそぎ奪ったりはしない。それを奪うのは、未来を人質に取って「お前のためだよ」とふざけた事を言って毎日をインクのついた紙とペンを触らせる作業に埋没させる親である。


子供の頃から、大人になるまで。ずっと未来のための努力する能力を鍛え上げた人間が、「今を楽しむ能力」を発揮できるのだろうか?できるわけがない。


結果として、大人になってからも未来のために毎日を犠牲にして無為に過ごしていく。


社会的なステータスを手にしても、多大な金銭を手にしても、その人は未来のために今を捨てる事しかできない。


現実には今しか存在しないのに、今を楽しめない人間が幸せになれる訳がない。



明日やろうが馬鹿やろうという名言は私には名言には思えない。


大切な今を捨てる人間は大馬鹿野郎である。