イロトカタ

純然たるイロトカタです


他人と一緒に仕事をするっていうリスクについて考えてみる必要がある

フリーランサーって一人で仕事やってんの?

フリーランサーという人間がどういう仕事をしているのかは、私は知らない。

自分一人で営業をして、自分一人で仕事を完成させて、利益は全部自分のもの。そういうものなんだろうか。


と、妄想したものの、電車内の広告なんかを見ると「フリーランサーのための案件仲介会社」なんてものがあって、「あぁ、成程、フリーランサーでも全部一人でやるわけじゃないのか!」なんて思いつつも「じゃあなんで独立したんだ?営業を丸投げするのならば、それって会社に務めているのとそんなに違いが無い気がする!というか正社員保証がない分だけリスキーじゃない?」とも思ったりする。


まぁ、「仲介手数料」と「正社員であるために会社に支払う料金」と「仕事が失う可能性」なんかを色々と秤にかけて総合的にお得かどうかを思案しなければいけないのは確かなので、簡単に物事の是非は決められないものである。


でも、フリーランサーという言葉の響きに憧れて、簡単に保証された身分を手放すというのは、かなりの才能を保有している者でないと「紐なしバンジー」状態になってしまうので、やはり注意が必要である。

当たり前にあったから気づかないこと

で、今回のテーマってのは「フリーランサーと正社員、どっちがいいか?」って話じゃない。


はたまた「徒党を組むのが良いか?一人で仕事をするのか良いか?」って事でもない。


今まで当たり前にそれを行ってきたからこそ、今まで考えなかった事。

つまりは「誰かと一緒に仕事をすることのリスク、デメリット」について考えてみようかなぁ、とそう思う次第である。

仲間という不確定要素

よく聞く文句としては「仲間がいれば苦労は半分!成果は倍!良いことばっかりだね!」なんて奴である。

しかしながら、現実に生きてみると「仲間がいれば伝達コストが発生する!不確定要素が増える!仲間と相性が悪ければ作業効率は激減!成果は倍だが収入は半分!」なんて要素がボロボロと出てくる。


物凄く当たり前の話だが、自分の業務内容を新しく来た仲間が最初から知っている訳ではない。誰かが業務内容のイロハやノウハウを新たに加わった仲間に伝えなければいけない。

それがどれくらいの労力を要するか。実際に働いてみないとその内容はまるで見えてこない。

  • 相手が馬鹿なら余計にコストが掛かる
  • 相手が「業務が自分には合わない」と言って、せっかく懇切丁寧に教えたのに消えていく
  • そもそもの対人ストレス
  • さらには仲間が増える度にその作業が発生する


人間に情報をインストールして、思い通りに動かす事は、パソコンに命令するよりも遥かに難しい。


それも使用料金も予想不可で増減するし、いつ何時に消え去るのかもわからない。

場合によって、せっかく懇切丁寧に教えてやったのに「俺は仕事ができるんだから、給料を上げろ。さもないと辞めるぞ!俺がいないと困るだろう?」なんて言動を吐く人間も発生する。


やってらんねぇ。経営者ならば、余計にやってらんねぇと思うだろう。


こっちが何も知らない人間に対して一から業務を教えてやって給料まであげてるのに、「こんな仕事、つまらない」「もっとクリエイティブな仕事がしたい」なんて悪態をつかれて去っていったら、どんな気持ちになるのだろうか?


まぁ、労働者と経営者の思想が完全に一致する事はないのだろう。互いに妥協し合うしかないのだろう。

実際に仕事に繋がっている時間ってどのくらい?

そんなこんなで、誰かと一緒に仕事をするって事は良い事ばかりではない事を思い知らされた訳である。

そうすると、「一人で全部仕事を行うメリット」って奴に関心が行っても無理はない、というか妥当な行動である。

  • 自分に蓄えた知識やスキルはずっと残る
  • お客様を除けば、自分都合で動いてもいい
  • なにより、人間関係のストレス、トラブルという多大なコストから解放される


パワハラ、セクハラ。その他のハラスメントによって人間は精神状態を悪化させて鬱になったり、はたまた自殺してしまったりするのだ。

いじめが起こる原因も人が一箇所に集まるからであって、そんなコストのせいで、よくよく考えてみれば「実際に仕事そのものを進めた時間はどれくらいだったのだろう?」と思い耽ってしまったりする。


一日8時間の労働時間が与えられているのならば、一日8時間仕事を行うのが理想的である。


しかしながら、人間関係のストレスや伝達コスト、または相互の誤認識による訂正、話したくない人、怖い人、面倒な人、馬鹿な人、さらには超優秀な人格者に仕事が一極集中してしまうこと。


人がどこかに集まるってだけで、面倒事やストレスや理不尽や不公平ってのがわんさかと発生するのである。


それから解放されて、仕事へと費やせる時間が増えるというのは物凄いメリットなのではないだろうか?


自分に溜まる経験値は増大率は凄まじいだろうし、お客様と関われる時間も増える。余計なストレスやコストも減る。何より毎日同じ場所に同じ時間に通うという制約からも解放される。

無論、一人で仕事をするでもリットもちゃんとある。


まぁ、無論。それは「ちゃんと本当に仕事ができる人間」のみが実現できるメリットなのだが。


実はまるで仕事ができないけれども、他人を頼って利用して、なんとかできる風を保っているから生きていられるとか。

会社に縛り付けられないと、まるで自己管理ができない馬鹿野郎とか。

そもそも度胸がなくてお客様と自分で直に交渉ができないとか。


そういう能力が欠損している人間については、会社という組織で生きた方が幸せになれるのかもしれないが。


一人で生きるって事は、全部の責任や原因が、自分一人にのしかかって来るという事でもある。