イロトカタ

純然たるイロトカタです


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ショッピングモールで出会った、タイ古式マッサージという神秘の領域。


タイ古式という神秘に出会う

タイ古式マッサージに行った。なんで行ったのかというとショッピングモールで待ち時間が発生したからだ。その時間、1時間なり。


1時間という長い時間をどうやって消化するのかは人によるのだろう。ショッピングモールなのだから、他にも巡る所はたくさんあった。美味い食事を食べてもいいし、ウィンドウショッピングをしてもいいだろう。もしかしたら何かのイベントが開催されているかもしれないから、そこの観覧を行なうのもいいかもしれない。選択肢は多岐に渡っていた。


だがしかし、その中から私がなぜ「タイ古式マッサージ」を選んだのか?となると、「世間から隔離される度合いが高い」からであった。そう、その日は休日であったから、他のどこに行っても人が混み混みで大賑わいであったのである。人混みは平日のみでお腹いっぱいである。だから私はマッサージ寺に駆け込むことにした。まるで俗世での汚れから逃げ込むように。

タイ古式ってどうして未だに古式なの?

とは言うものの、私はタイ古式マッサージに行ったことがない。タイにも行った事がなければ、古式にも行った事がない。あるのはマッサージだけだ。

というかアレだな、古式って言うけど、新式はどこに行ったんだろうな?いざリニューアルしたけど、あんまり売れなかったんだろうか?ならば消え去った新式なんかはなかったことにして、「古式を正式」として改めてしまった方がいいのではないだろうか?

「タイ正式マッサージ」

こうやって命名してしまえば、「タイのマッサージと言えば、これしかないよね!!」というイメージを大衆に刷り込む事ができるのだから、タイ古式マッサージの地位は盤石になるのだと思うのだが。

そう考えると、栄華と知名度を極めているのにも関わらず、依然として「古式」を名乗るこの業界は、「私達は私達よりも新しい存在が出現して、私達を乗り越える事を期待しているんだ!それこそが人類の発展と貢献に繋がるからなぁー!」という熱いスピリットを有していると考えても差し支えないだろう。まさに王者の貫禄である。

驚け!タイ古式と普通のマッサージの違い!

まぁ、いいのだ、そんなことは。

ともかく私は待ち時間が発生したから、タイ古式マッサージに行った、そういう結果だけが今ここに残っている。

なんというか、もう、すごかった。さすがである。もう長期間に渡って「タイ古式マッサージ」の名前が知れ渡っているというもの、納得のクオリティであった。ただただ素晴らしかった。


タイ古式マッサージと他のマッサージの何が違うか?それは「施術者が体全体を使用してマッサージをする点」にあると思われる。

普通のマッサージだと、基本的に使用されるのは手だけである。手で揉んだり、押したり、叩いたりするだけである。まぁ、それでも気持ちがいいことには違いない。だが、タイ古式マッサージは一味違う。


何が違うのか?それは「施術者は肩や足を使用し、相手の体を固定し、通常のマッサージじゃ伸ばせないような箇所を心地よく伸ばす」のである。

例えば、エビ反りみたいな感じで、足とお腹の筋肉を伸ばすのは一人じゃ難しいし、手で揉むだけでも限界があるだろう。でもタイ古式は違う。やるのだ。やっちゃうのである。もう足を起点として体の前部が引き伸ばされる感覚が私を俗世間から解き放つのである。その時、悟りを開いた気がする。


例えば、足を真っ直ぐに伸ばして、頭の方に伸ばしていく運動は一人ではできないだろう。そして普通のマッサージ店でもやらないだろう。でもタイ古式はやっちゃうのである。俗世の常識を遥かに超えていくのである。無論、その人が伸ばせる範囲内までだが、普段じゃ伸ばさない所まで足を動かしてくれる。未知なる部分の血行が促進されるのがわかる。これがタイ古式である。

という感じで、普通のマッサージじゃやらない方法で、いつもはストレッチされない部分までをも施術してくれるのが、タイ古式なのである。

行って良かった!タイ古式!

そんなこんなで行って良かったと思う。施術してくれた人から、「老廃物がめっちゃ出とるけん、家に帰り着き申したら、即座に水をグイと飲むがよかろうぞ!」みたいな事を言われた。家に帰ったら、もう疲れが全身を巡っていた。疲れと言っても、心地の良い疲れだったと思う。

もうその日は何もしたくない気分だったので、即座に布団に潜り込み倒した。水をグイと飲むのを忘れるほどに、疲れ切っていた。気がつけば平気で12時間くらい眠っていた。すごい!タイ古式!

どんなレベルで私の体には老廃物が溜まっていたんだ!って感じだが、行って良かったと思っている。

値段と応相談だが、機会があればまた行きたいと思う。やっぱり普段やらない事をやるってのは良いもんですね。