イロトカタ

純然たるイロトカタです



「チリヌルヲワカを好きな理由」をできる範囲で言葉にする


言葉で表現すると何かを理解した気分になるけれど

チリヌルヲワカは良い。良いのだ。それが言いたいのである。

つっても御三方は自分でレーベルを所有しているインディーズバンドであるためか、絶大な知名度を有している訳ではない。とは言えども、知名度の高さがそのままバンドとしての素晴らしさに繋がる訳ではないのも確かである。

宣伝行為が十分にされていれば、あんまり良くないバンドでも売れるのである。その逆も然りである。つっても普通にチリヌルヲワカは売れているのだろうが。

まぁ、音楽は個人の好みによって良し悪しが大きく分かれるものだから、結局は私が良いと思うバンドを良いと言いたいだけの話である。

という訳で、いいのである。チリヌルヲワカはいいのである。


具体的に何がいいのか?それが言葉だけで表現するのは難しいし、言葉で表現できないからと言って「好きではない」ということにはならない。言葉で表現できない何かがあるから、音楽は今でも愛されるのである。


好きな何かを言葉で表現することは難しい。しかも言葉で表現すると、その何かを完全に理解したような気分になってしまう。その要素さえ満たせば代替可能な気持ちになってしまいがちだ。

言葉は何かを部分的に理解するに役立つことはあっても、何かを完全に理解する事を保証するものではない。だが少なくとも一助にはなるのである。そんな気持ちを携えた上で、チリヌルヲワカの良さを言葉で考えてみようと思う。

チリヌルヲワカはライブの演奏が上手い、でもユウさんはあんまり喋らない!でも空気は読める!

まず純粋に演奏が素晴らしい。上手。

チリヌルヲワカは途中から3ピースバンドになり、私はその3ピースバンドの時のライブしか見たことがないけれど、やはり上手である。リズム隊の正確さが曲を楽しむ土台を作る。演奏に集中できるようになる。ギターボーカルのユウさんは物凄く器用である。リフもリードも歌いながらあれだけ器用に流暢にこなせる人は中々いないのではないだろうか。

3ピースバンドってCD音源だと、こっそりギターが増えていたりする事があるから実際のライブを聴くと「なんか、CDと違くない?」という気分にさせられる事もあるのだが、チリヌルヲワカはライブ演奏の方が映える。物足りなさが足りないくらいに良い演奏をしてくれる。

あと、ベースのイワイエイキチさんの演奏中の表情が好き。

チリヌルヲワカのアルバムは聴きやすい

次に曲が良い。というか基本は曲の良さから入るよね、普通。

これはユウさんの作曲センスが良いのだろうが、ちゃんと皆が楽しめるだけをCDに詰め込まれているのである。つまりは捨て曲やよく分からない曲がない。非常に空気が読めるお方なのだと推察される。ライブでは全然喋らないけれど、別にベラベラ喋る事が空気を読むという事ではないから、その辺はしっかり考えているのだろう。


つまりは非常に聴きやすいのである。だから何回も聴きたくなるのである。初期の頃と最近の頃では、かなり楽曲の印象は違うけれども、それでも聴きにくい曲はない。それに最近のアルバムは7曲とか収録数なので、それも「アルバムを聴く気持ちの重たさ」を排除していて、とても良い。

王道なバンドだと思う

あと歌詞も良い。こうやって話していると、演奏と曲と歌詞が良いって。それ普通じゃね!?と我ながら思う。

まぁ、その通りである。当たり前の要素がとても良いのである。だから好きなのである。奇をてらった方法で人気を取る方々もいるけれども、そういう方々と比べるならば、チリヌルヲワカは結構な王道を歩んでいるバンドなのだろう。

皆が大切だと思う基本的な要素が徹底して素晴らしいという事は、やはり素晴らしいのである。「当たり前に大切な事」を当たり前に大切にするって大事。

個人的に「初めてチリヌルヲワカを聴く人」に勧めたいアルバム

という訳でチリヌルヲワカは良いのである。

ちなみに、よく椎名林檎に似てるって言われるけど、似ているのは外見くらいなものだろう。きっとそのぐらいでしか、椎名林檎もチリヌルヲワカも知らないのだと思う。

まぁ、どうでもいいのだ、そんな事は聴けば分かるのだから。椎名林檎も良いしチリヌルヲワカも良いのだ。

最後に、私が思う「初めてチリヌルヲワカを聴く人」が「まず最初に聞いて欲しいと願うアルバム」を3つ紹介する。

一枚目:アナログ

4ピース体制の時のアルバム。メジャーを意識したポップな曲が多い。特に「連鎖」なんかは万人受けするレベルの名曲バラードだろう。

「作りかけの歌」「イロメキ」「手遊び」とアップテンポの曲が続き、私が最初に聴いた時は作曲センスの新鮮さに大変興奮した記憶がある。やっぱりバンドって良い!


二枚目:アヲアヲ

チリヌルヲワカはファーストアルバムである「イロハ」を発売してから、活動を再開するまでにそこそこの時間を要している。私はGO!GO!7188が好きだったので当然「イロハ」も手にとって聴いて大変気に入っていた。

だが、そこから活動再開した事に気づかないでいたため、次に手に取ったアルバムは「アヲアヲ」になった。これは知っている人ならわかるだろうが、かなりインターバルを空けている。もっと早くに聴いておけばよかった、と「アヲアヲ」を聴いて思った。

このアルバムを聴いてから、次々と過去作を購入してお金を投入しまくった記憶が思い返される。だがお金を投入しまくった事を後悔はしていない。何故なら、私にとってはどのアルバムも名作だったからである。

三枚目:ノンフィクション

今私がこの文章を書いている時点での最新アルバムである。今ならこのアルバムのツアーも絶賛実施中である。

極楽浄土なんかは、今迄とはまた一風変わった楽曲になっていて心惹かれた。PVもYOUTUBEに公開されているので、気になって聴いてくれる事を期待する。


「極楽浄土」チリヌルヲワカ

ちなみに、このアルバムに収録されている「しがないプレイヤー」なんかは、ドラクエ的な世界観を現実に混ぜ込んだ遊び心溢れるアップテンポな曲で聴いていて面白い。ボスとの関わりなんかはドラクエと現実じゃ全然違うよね。